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2025年10月2日Sergei Solod7 分で読めます

新規サイト2つでGoogle流入が急増し、数日後に約10分の1まで落ちた

2回のローンチで、公開直後にGoogleのインプレッションが急増し、数日後にはトラフィックが約10分の1まで低下しました。現象そのものは確認できましたが、いわゆる「Googleハネムーン」が原因だとは証明できません。

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最近公開した2つのサイトで、ほぼ同じ形のグラフを見ました。ローンチ直後にGoogle Searchのインプレッションが大きく伸び、最初の数日は「いきなり検索流入が立ち上がった」ように見えました。ところが数日後、トラフィックは初期の水準からおよそ10分の1まで落ちました。

私が本気で気にするようになったのは、同じことが2回続いたからです。1回なら偶然やノイズとして片付けられます。2回でもGoogleの仕組みを証明するには足りません。ただし、ローンチ直後の強い数字を「通常の基準値」と見なすのは危険だ、と考え方を変えるには十分でした。

当初の私は、これを単純に「Googleのハネムーン期」だと説明していました。新しいサイトに一時的な露出を与え、データを集めたあとで可視性を引き下げる、という説明です。今は、この言い方は断定が強すぎると思っています。私は急増とその後の減少は確認しました。しかし、その内部メカニズムまでは確認していません。

実際に確認できたこと

  • 同じような現象が2つのプロジェクトで連続して起きた。
  • 公開直後にインプレッションが大きく増えた。
  • 数日後にはトラフィックが初期水準のおよそ10分の1になった。
  • 2回のグラフが十分に似ていたため、私は最初のピークを安定した基準値として扱わなくなった。

確認できる事実はここまでです。Googleの内部ランキングシステムを見ることはできませんし、私のサイトが特別な「テスト枠」に入っていたことを示す情報もありません。後の下落がペナルティだったという証拠もありません。

なぜ今は「ハネムーン」を事実として扱わないのか

SEOでは、新しいサイトやページが最初だけ目立ち、その後に順位や露出が調整される現象を「Google honeymoon」と呼ぶことがあります。しかし、私自身のデータだけから、その特定の仕組みが存在したと断定することはできません。Googleの公式ドキュメントでも、検索結果は動的であり、オーガニックトラフィックの低下には順位変動、検索需要の変化、技術的問題、サイト変更、アルゴリズム更新など複数の原因があり得ると説明されています。また、クロール、インデックス登録、検索結果への表示は保証されないとも明記されています。

したがって、私のケースをより正確に表現するならこうです。2つの新規サイトは公開直後に通常より強い可視性を得たが、その水準は維持されなかった。 原因は順位変動、クエリ構成、インデックスや検索結果への配信、需要の変化、あるいは複数要因の組み合わせかもしれません。手元のデータだけでは一つに特定できません。

ここは重要です。観測したパターンが本物でも、その原因まで確定しているとは限りません。

インプレッション、クリック、トラフィックは別の指標

元の説明には、もう一つ修正すべき点があります。私は「インプレッションが急増した」ことと「トラフィックが10分の1になった」ことを、ほぼ同じ指標のように書いていました。しかし両者は別です。

インプレッションはGoogle Searchでサイトの結果が表示された回数です。クリックは実際に検索結果から訪問された回数です。トラフィックは、インプレッションの減少だけでなく、平均掲載順位、CTR、クエリ構成の変化、またはそれらの組み合わせでも下がります。

次に同じグラフを見たら、まずアルゴリズムの物語を作るのではなく、指標を分解するべきだと考えています。

次のローンチで同じことが起きたら確認すること

  1. インプレッションとクリックを分けて比較する。 両方が落ちたケースと、インプレッションは維持されているのにクリックだけ落ちたケースでは意味が違います。
  2. 平均掲載順位とCTRを見る。 どちらも集計値なので限界はありますが、大きな変化があれば、可視性とクリック行動のどちらが動いたのかを考える材料になります。
  3. クエリとページ単位に分解する。 サイト全体の下落と、ローンチ時の流入の大半を生んでいた特定クエリや特定ページの下落は別問題です。
  4. 国、デバイス、検索タイプを確認する。 ピークが特定セグメントに偏っていると、全体グラフでは実態以上に大きな成長に見えることがあります。
  5. 明らかな技術・検索上の問題を先に除外する。 インデックス状況、URL Inspection、手動による対策、セキュリティ問題、直近のサイト変更、Googleの主要なランキング更新などを確認してから、より複雑な仮説を考えます。

この考え方は、Googleが公開している検索トラフィック低下の診断ガイドにも近いものです。クロール、インデックス登録、検索結果への表示の違いについては、公式のHow Search worksが参考になります。

最初の数日は「通常値」ではない

私が得た教訓は、「Googleは必ず新規サイトにハネムーン期間を与える」ということではありません。そこまで言える証拠はありません。

私の教訓はもっと限定的です。ローンチ直後のデータは不安定で、最初のピークを通常のトラフィック水準として扱うには早すぎる。 最初の急増は実際の数字であっても、一時的である可能性があります。数日間の強い数字だけを基準に、コンテンツ量、インフラ、収益見込み、SEO戦略を組むべきではありません。

ここで必要になるのが「待つこと」です。ただし、SEOの神秘的な待機期間という意味ではありません。より長い期間を見れば、判断材料が増えるからです。数日ならピークしか見えないことがあります。数週間から数か月を見た方が、そのサイトが繰り返し得られる検索可視性を確立したのか判断しやすくなります。

ローンチ直後のグラフの見方が変わった

似た現象を2回見てから、私はローンチ時のピークを「約束」ではなく「観測値」として扱うようになりました。高いトラフィックが維持されればもちろん嬉しい。しかし急落しても、それだけでペナルティとは言えませんし、Googleが特別な「ハネムーンテスト」を実施した証拠にもなりません。

確実に言えるのは、もっと狭い範囲です。2つのプロジェクトで連続して、Googleからの強い初期スパイクがあり、その数日後にトラフィックがおよそ10分の1まで減りました。この経験だけでも、初期の可視性と持続的な成長を同じものとして扱わない方がいい、と学ぶには十分でした。

スパイクは本物でした。原因は未確定です。基準値が見えるのは、その後です。