rizae.com向けにアニメキャラクターを生成していると、生成AIらしい典型的な場面にまた出会いました。画像は明らかに崩れているのに、モデルはまるで何も問題がないかのように振る舞っていたのです。
このギャップこそ、今のAIと向き合う面白さであり、難しさでもあります。数秒で本当に印象的なものを作ることもあれば、人間ならひと目で気づくような違和感を完全に見落として、それでも自信満々に返してくることもあります。
なぜこうしたAIの幻覚が重要なのか
AIの幻覚というと文章の話として語られがちですが、画像生成にも同じ種類の問題があります。おかしな人体、破綻した構図、重複したディテールが、まるで正常な出力であるかのように扱われることがあります。問題は単なるミスではなく、そのミスをミスとして認識しないことです。
これは実際のプロダクト作りではとても重要です。モデルは高速で便利で、しかも説得力のある出力を返せますが、ビジュアルの品質が重要になる場面では、まだ人間の判断が欠かせません。
この体験で自分のワークフローがどう変わったか
rizae.comのキャラクター制作を進める中で、私はAIに対してかなり現実的になりました。最初の出力を完成品とは見なしません。確認し、捨て、調整し、必要なら作り直すための素材として扱っています。
- 速度は本物で、方向性の探索やバリエーション作成には非常に役立ちます。
- 判断はまだ人間の仕事で、品質や一貫性、センスが問われる場面では特に重要です。
- やり直しは前提であり、例外ではありません。
今の生成AIを正直に表現するなら、強力で便利で、ときに驚くほど優秀だけれど、まだ人間の監督と選別を必要とする存在だと思います。