今日、新しいプロジェクト qrviz.com を公開しました。名刺、レストランのメニュー、リンク、WiFi、プロモーションなど、さまざまな実用シーンに対応した無料のQRコード生成ツールです。
このプロジェクトでは、集客を完全にSEOに頼っています。つまり、現実的に見て、ほとんど誰にも見つけてもらえない可能性もあります。今の小さなWebプロダクト開発には、そういう奇妙な現実があります。本当に役立つものを作っても、それだけでは注目は集まりません。
実際に公開したもの
QRVizはキャンペーン管理サービスではなく、ブラウザで使う静的QRコード生成ツールです。URL、Wi-Fi、vCard、PDF、メニュー、イベント、パッケージなどの安定した宛先に対応し、サイズ、quiet zone、エラー訂正、色、グラデーション、アイスタイル、ロゴ位置を調整してPNG、SVG、PDFで書き出せます。
ワークフローを直接的に保つための選択もあります。コードの作成とエクスポートにアカウントは不要で、アップロードしたロゴはブラウザ内に留まります。英語、ロシア語、スペイン語、ポルトガル語、ドイツ語、フランス語、簡体字中国語のローカライズされたルートに加え、実用的なガイドやユースケースページも用意しています。
動的QRプラットフォームにならないこともプロダクト判断の一部
QRVizは、リダイレクト先の編集、スキャン分析、キャンペーンダッシュボード、印刷後の宛先変更を意図的に提供していません。静的QRコードは最終的な宛先を直接エンコードします。流れは単純で予測しやすくなりますが、トレードオフも明確です。印刷後に宛先が変われば、新しいコードを作成して公開し直す必要があります。私は、明快さを約束するツールの裏にリダイレクト層を隠すより、この制約を明示する方を選びます。
プロダクトはシンプル。難しいのは「見つけてもらうこと」
見た目としてはシンプルなツールです。情報を入力し、QRコードを生成し、必要な場所で使う。それだけです。ただ、私にとってこうしたプロジェクトの公開は、単に機能を出すことではありません。アイデアを、実際に使える公開された形にするプロセスそのものに意味があります。
配信や発見の問題は、開発そのものより難しいことが多いです。プロダクトを作ることは、私が最も自然に理解できる領域です。でも、人に見つけてもらうことは、いつも不確実です。それでも、可能性が読めないからといって未完成のままにするより、まず公開してチャンスを与えたいと思っています。
これは公開当日の記録であって、結果が出た後に書いた成功談ではありません。SEOから意味のある流入が生まれるのか、何人がqrvizを見つけるのか、このプロジェクトがさらに大きなものになるのかは、まだ分かりません。現時点で確認できるのは、プロダクトを公開できたということだけです。結果はこれからです。
SEOが成功したと言う前に、何を測りたかったのか
重要だったのは、数字を見る前に測定の流れを決めておくことでした。公開しただけでは、配信に成功したことにはなりません。この実験では、最初に伸びた数字を成功扱いするのではなく、検索での可視性、流入、実際のプロダクト利用を分けて見たいと考えていました。
- インデックスと可視性:検索エンジンは関連ページを発見でき、そのページにインプレッションが発生し始めるか。
- クリック:そのインプレッションは、プロダクトに合った検索クエリからの訪問につながるか。
- ランディング品質:オーガニック訪問者は、意図に合ったジェネレーターやガイドに到達するか。
- プロダクト利用:訪問者はページを読むだけでなく、実際にQRコードを作成するか。
- エクスポート:実際に使えるファイルをダウンロードするところまで進むか。
各段階が示す問題は違います。インプレッションはあるのにクリックされない場合と、クリックはあるのにプロダクトが使われない場合では、見るべき場所が違います。先にファネルを決めておけば、一つの良い数字だけで成功談を作りにくくなります。
初日からビジネスモデルがなくてもいい
価値があるために、すべてのプロジェクトがすぐに事業化される必要はありません。きれいに問題を解決するから価値があることもあります。何かを学べるから価値があることもあります。そして、自分の創造力を動かし続けるから価値があることもあります。
qrvizが最終的に少人数でも誰かの役に立つなら、それだけで十分に良い結果です。無料のQRコード生成ツールは、その存在を正当化するために大きな物語を必要としません。役に立つこと、それだけで十分です。正直に役立つこと、それで十分です。
今回の公開で改めて意識したこと
- プロダクトの価値と流通・発見の問題を分けて考える。役に立つ完成したツールを作ることと、それを実際に見つけてもらうことは別の課題です。
- 不確実性を結果のように書かない。公開当日に言えるのは、qrvizが公開済みで、集客をSEOに頼っていることまでです。SEO戦略が成功したとはまだ言えません。
- 収益化モデルがなくても、公開する価値のあるプロジェクトはあります。少なくともqrvizではそう判断しました。ただし、これはすべてのプロダクトに当てはまるルールではありません。
- 数字が出る前に、自分にとっての「良い結果」を決めておく。qrvizなら、たとえ少人数でも実際に役立ててもらえれば、私にとっては公開した意味があります。